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卒業証書物語

 卒業証書は、それぞれの方にとって青春時代の貴重な思い出と共に大切な記念の品になっていることと思う。この証書は学校が公式に発行する証書であるから、学校にも発行台帳が残される。その発行のあかしの一つとして台帳との間に「割り印」を押してあるわけだが、本校ではそれが他の学校とは違っている。
普通この「割り印」は「契」の印や学校名の印を使うのだが、本校では次のような独自の印が使われている。
 これを台帳との間に打つので、卒業証書には下半分しか押してないのである。この印の内容は次のとおり。
                   

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    百里を行く者は
  九十里を半と為す




 これは中国の「戦国策」の「秦策上」から採ったもので「物事は終わりの方が困難の多いものであるから、九分通りを半分と心得よ。最後まで緊張して努力を続けよ」という意味の文である。
卒業してゆく生徒への学校としての最後のメッセージをこの割り印に託したのだと思われるが、これも先人のすばらしさをあらためて感じさせるものである。
 ところでこの割り印が果たしていつから始まったのか正確には分からないが、明治40年の卒業証書にはすでに使われているので、創立直後には使われはじめたものと思われる。
 またこの割印は、補習科の修業証書や戦後の併設中学校の卒業証書にも押されている。戦後は字体が変更されているので恐らく戦災で焼失したのを作り直したのだろう。この新字体による割印は戦後の熊中から現在の熊高まで使われている。

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