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江原会史 (熊中・熊高百年史より転載  ※内容は平成12年当時のものです。

 
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第四節 江原会この20年(7)
好評の高校OB前夜祭演技
 藤崎宮例大祭への参加も四回目を数えるようになると、単に参加するだけではすまなくなる。いわゆる見せる「芸」というものが必要になってきた。折しも昭和五十三年(一九七八)から高校OB連合の前夜祭が始められることになった。いまや「熊本名物」となった前夜祭だが、最初の年は、又吉真企雄第四回実行委員長(高12)はじめ昭和三十五年卒の出演者は、はじめての経験にすこぶる苦労したとの話しが伝えられている。ちなみに第一回の前夜祭の出場校は、済々黌、熊商、熊工、商大付、第二、と本校の六校であった。それから八年たった昭和六一年(一九八六)九月二十六日号の「青年江原会・特報版」によれば、その年の前夜祭演技について「やっぱ熊高が一番」の見出しをつけ、次のように報じている。
 「またまた新企画の前夜祭。これまで三年間続けた「ドウカイ節」を入れたパターンを一新。幕開けはシンセサイザーというコリよう。明転するや十六ビートの速いテンポの小太鼓と竹パーカッションに合わせ、古代衣装風の十二名の舞姫が現れ鈴と短剣をもって踊る。これは藤崎宮例大祭の十四日、献幣祭で舞われる舞を現代風にアレンジしたもの。振り付けは林田公百合先生。一転、大太鼓が鳴り響く。舞台に赤胴の太鼓が映え、片山、佐藤の両君が渾身(こんしん)の力で打ち鳴らす。と、客席二階中央から中太鼓がこれに和し、太鼓のかけ合いとなる。観客はこの絶妙の演出にざわめき、太鼓の音色に聞きほれた。息もつかせぬ演技の最後は、ドウカイのリズムにのって舞台狭しと踊り隊が踊り、ドライアイス・シャボン玉が乱れ飛び、祭りの華やかさは最高潮に達し観客は息をのむ。この企画演出は田中信明君。鳴りやまぬ拍手とともに会場から「やっぱ今年も江原会が一番ばい」の声が聞かれ、短期間ながら猛練習したその苦労も吹っ飛んだ」
 今やこの前夜祭は、音楽は編曲され、舞台は専門家に振り付けを依頼するなど、なかなか見ごたえある十分間(後に八分間)となっている。その時間も一秒の狂いもない年もあるという。出演の男性は全員江原会だが、踊り子の女性は残念ながら今のところ全員が江原会とは限らないそうで、病院の看護婦さん、OL、大学生など、中にはS校卒もいるとか。それでも最近は希望者が多く、選考して決められるという。昭和五十五年、同窓の俳優名和宏氏が能を舞うなど変わり種もあるが、ともかく毎年趣向をこらした演技が県民の呼び物となっている。

大太鼓

 

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