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江原会史 (熊中・熊高百年史より転載  ※内容は平成12年当時のものです。

 
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第四節 江原会この20年(11)
(七)「九十周年事業」
 時代は昭和から平成へ変わり、創立九十周年の記念事業・行事・募金活動が、各部会・常任幹事会・企画準備委員会と各段階の討議を経て、平成二年(一九九〇)実行された。以下記念行事を羅列する。
・大文化展(県立美術館)十月三十日(火)~十一月四日(日)「美術・文化展」は、県美連の三浦洋一氏(昭和九年卒)を始めとする同窓の美術専門家たちの総力あげた一大イベントであり、本校に所蔵、管理されている絵画・書蹟と牛島憲之(中19)、野田英夫(中26)両画伯を中心に本校関係者の作品も展示された。神宮司正(高2)を委員長とする実行委員会の協議で①作品は美術。工芸にしぼる。②県内在住者あるいは県内にある作品とすることを骨子として準備が進められ、始めて「図禄(ろく)」も作成された。実際の展示は、県立美術館の第一室(牛島・野田両画伯作品)。第二室(学校・江原会の所蔵品)。第3室(同窓生作品の展示)に分けてなされた。観客は熊中・熊高のリベラルな一端を十分に鑑賞することができた。
・創立九十周年記念式典(本校体育館)十一月二日(金)
 式典は熊本高校が行ったが、その中で江原会会長水野重任(中32)が式辞を述べ、また小島惟夫(高15)も育友会会長として式辞を述べた。
 また、第二部の記念講演では、三善信一(中29、リコー取締役)が、「人間と生活」という題で講演を行った。
・九十周年大同窓会 (熊本市立体育館)十一月三日(土曜)
 当番学年は三十三年卒。二年前から実行委員会を発足させ準備に入り、三十三年卒、三十四年卒、三十五年卒を中心に、過去の同窓会活動で実績のある学年の協力を得て次のような実行力抜群の組織が編成された。

実行委員会

 同委員会は第一回案内状を同窓生二万八千人全員に発送、第二回は二万人に発送、参加者への来場記念品は美術教諭神宮司正(高2)の協力を得てカレンダーを作成し当日を迎える。
 十一月三日当日は出席予定者は一千四百だから、二千人分の座席が準備され、その会場はまさに圧巻であった。この場の雰囲気を実行委員長高宮宏(高10)は次のように記している。
「 ---(前略)時間はあっという間に過ぎ、最後の校歌斉唱の時刻となり、肩を組んだ同窓の輪が会場いっぱいに広がり、会場の雰囲気は最高潮に達する。涙がぐっとこみあげる。すべて完了!事故もなく終了できた。三十三年卒の同志百名で、出席者を見送り、最後に水野会長の胴上げに続き、私までも胴上げされる」
・記念旅行(バンコック)
       十一月二十三日(金)~二十六日(月)
 昭和六十年旅行部会が発足して以来、旅行部会長であり九十周年記念行事実行委員でもある十時義七郎(中46四)の世話のもとに長崎、台湾、京都奈良、東京旅行と実施されてきたが、九十周年記念行事の大きな柱としてバンコック記念旅行が企画され、九十五名という過去最大の参加者を得た。湾岸戦争という思わぬ事態の影響もうけながら、予定通りバンコックでワットアルンの塔や王宮などのタイ文化に触れた。さらにアユタヤバンパイン宮殿見学や、ホテルでのエキゾチックな晩餐(ばんさん)を楽しんだ。パーティーの終わりに「校歌」を合唱しその感激に浸ることもでき、すばらしい記念旅行になったと参加者一同の声であった。
・このほかの記念行事
1. 書画の修復
 主として江原会館二階の資料室に保存されている六十数点の書画の中には、古くは江戸時代のものから、由緒あるもの、歴史的・文化的価値のある名画などが含まれている。その中で特に修復する必要のあるもの二十八点が選ばれ修復された。
2.「江原の森」実現のための山地山林の購入
 阿蘇高原の一角の景勝の地が「江原の森」として購入された。これは一つには、かつての在校生の勤労奉仕で成長した阿蘇外輪の林地が創立八十周年記念の「江原会館」建設に貢献した前例に習い、創立百周年を展望して購入したものである。また、地球規模で自然保護・環境保全が提唱されている折から、熊本高校生に、雄大な環境の下で自然の偉大さを学び自然保護の思想を養う機会を与えるのも目的であった。
3. 熊本高校教育充実基金 
 母校の教育活動充実のために、募金から一千万円を熊本高校教育充実基金として確保した。年間利息分だけ使うか、取り崩して使うかが幹事会で討論されたが、基金としたためバブル崩壊後は利息が下がり、現実にはあまり利用されないままになっていた。後日、平成九年の幹事会において、この基金を「百周年企画準備基金」として活用することが了承された。
 創立九十周年にかかわる募金活用予算は、総額五千六百万円で、内訳は次の通りであった。
1. 記念事業 四千二百万円
2. 記念大文化展及び講演会 三百五十万円
3. 記念大同窓会並びに各部補助 四百万円
4. 事務費並びに通信費 六百万年
5. 諸雑費 五十万円

 

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